1996年01月01日

profile - HAT

ハット

東京に拠点を置く細野晴臣、現在はチリ・サンチアゴ在住のAtom Heart、そしてN.Y.で活動するTetsu Inoueの3人によるユニット(ユニット名は3人の頭文字から)。



Atom Heart

フランクフルトを拠点に活動を続け、現在はサンチャゴ在住のアトム・ハート。ドイツ的なエレクトロニック・アバンギャルド(カン、クラフトワーク)の言語をさらに発展させる中、独自のエレクトロニック・サウンドケープを確立させてきた。初期リリースの代表作としては、ミニマル・アシッドの最先端を行く『i』『ポッド・コミュニケーション』や、DJアタ&DJ m/s/oとの共作「オンガク」が挙げられるが、この『オンガク』が1992年のフランクフルトにおける「トランス・ムーブメント」の火点け役となったことは間違いない。また「トリップ・ホップ」と呼ばれたジャズ、ハウス、テクノのフュージョンは、彼が1992年末にラテン・ジャズの女王リサ・カーボンと共に生み出したものと言える。その後もデリリウム、アフター・6・エイ・エム、ファックス、ライジング・ハイ、ポッド、オンガク・ミュージック、ローター、ディスターバンス、jj、ヒプノティズム、ラフ・トレードなど、さまざまなレーベルでリリースを続ける一方で、ピート・ナムルック、ダンディー・ジャックとのコラボレーションも実現。

1995年:自身のレーベル「Rather Interesting」を設立し「フレックス・トーン」、「ドッツ」、「データサイド」、「vsvn」、「インタラクティブ・ミュージック」、「ミュー」、「シルバー・サウンド」、「ベース」といった作品をリリース。また、バーント・フリードマンとのユニット「フランジャー」や、セニョール・ココナッツなど多数の名義でも活動している。

http://www.atom-heart.com/
(1999年)



Tetsu Inoue

日本の南部で生まれ、世界市民として育ったテツ・イノウエは、ここ10数年で現われた最も多作かつ優れた作曲家である。既に30以上のアルバムやコラボレーション・プロジェクト を完成させており、彼の驚くべきアウトプットや独特なアプローチは、クラシック音楽でいう「アンリ・グレツキ」の感情の深みと「ジョン・ケージの即興的器用さ」を兼ね備えている。テツのスタイルの広さは、例えばOM・インスタント・エンライトメント、オーガニック・クラウド、アンビエント・オタク、スロー・アンド・ロー、ワールド・レシーバー、DATアシッドといったさまざまなプロジェクトのレコーディングを聴けば明らかだが、全ての作品には一貫性が備わっている。2000年にNTTインターコミュニケーション・センター[ICC](東京)で開かれた『アーキテチュラ』展のCDシリーズに楽曲提供したり、アンドリュー・ドイッチェとの共作「field tracker」や、加えてステファン・ビッチェロも参加した「HUMMING BIRD FEEDER」をリリースするなど、幅広い活動を続けている。
(1999年)



細野晴臣

ご存じ「daisyworld discs」の生みの親。詳しいプロフィールはこちら
posted by admin at 00:15| discs* - artists profile